こんにちは、シータです!
応援ナースは通常、現在住んでいるところから遠く離れた地域へ赴任して働くため、赴任先まで直接面接を受けにいくのは経済的・時間的に無理が出てきます。
そのため応援ナースでは書類審査・電話面接というシステムを導入しています。
『よし!応援ナースをやってみよう!』
と決意してナースパワーや各派遣会社に登録はしてみたけど、


など、病院に一般就職するための面接はしたことあるけど、電話面接は初めてでどう準備していいのかわからないという方がほとんどだと思います。
この記事では…
- 応援ナースの登録から採用までの流れ
- 応援ナースの履歴書の書き方
- 応援ナースの電話面接で聞かれやすいこと
- 電話面接でのポイントやコツ
今回は応援ナースとして働くことを決意したあなたへ、応援ナースの応募から採用までのノウハウを現役応援ナースのシータが実際の経験からわかりやすく説明していきますね!
ぜひ最後までご一読ください!
応援ナースの登録から採用までの流れ
応援ナースとして働くためには、どこの派遣会社でも大体同じような流れになっています!
- 各派遣会社へネット上から簡単1分登録
- 履歴書、または個人情報の書類作成
- 求人(病院・施設)選択・応募
- 電話面接
- 合否発表
- 赴任
ナースパワーと他派遣会社では履歴書の有無や採用率が変わってくるので、応援ナースの登録から採用までの流れとポイントをおさえて説明していきますね!
step
1各派遣会社へネット上から1分登録
ナースパワーや各派遣会社のサイトから登録後、担当コーディネーターからメールや電話で折り返し連絡が来ます。
登録は、約1分で簡単に情報を入力し完了です!

step
2履歴書・個人情報の書類作成
ナースパワーの場合
- ナースパワーは直接最寄りの支店へ足を運ぶ必要はない
- 登録後、担当コーディーネーターからメールや電話で連絡がくるので、自分の経験年数や経験科目、経験スキルなどを答える
ナースパワーでは、求人へ応募する毎に履歴書作成が必要となります!
履歴書を仕上げたあとは最寄りのナースパワー支店へ郵送し、ナースパワーから求人先へと郵送されます。
他派遣会社の場合
- パソナやスーパーナースなどは履歴書作成を求人毎に作成しない
- 登録後、各都道府県の支店へ直接足を運び契約書や個人情報などの書類作成(記入)が必要になる
支店から自宅が遠くなかなか支店へ行けない方は、各派遣会社のスタッフが自宅まで来てくださることがあります!
この個人情報の書類作成が簡易履歴書・経歴書のような扱いになり、求人応募の際にこの書類を派遣会社が各求人先へ提出します。
契約時に必要なもの
- 身分証明証(自動車・原付免許証またはパスポート・マイナンバーカード)
- 印鑑
- 看護師免許(原本)
- 通帳(給料振り込み用)
全ての契約・書類作成が済んだ時点で即自分に合った求人を紹介していただけます!
step
3求人の選択・応募
自分の空いた時間をつかい、ナースパワーまたは他派遣会社の担当コーディネートと希望条件や働ける時期などを相談・打ち合わせし、自分にあった病院や施設を紹介してもらいます。
気に入った、または興味のある求人があった場合、担当コーディネーターへ伝え応募します。
ナースパワーの場合:このタイミングで自分で履歴書作成をしナースパワーへ郵送します。
他派遣会社の場合:インターネット登録後、支店で作成した個人情報書類を各求人先へ担当コーディネーターが郵送します。
ココがポイント
各派遣会社のホームページからも求人内容をみることはできますが、病院内の雰囲気や残業の有無、人間関係など細かい情報は担当コーディネートを通さなければ知ることができません。
step
4電話面接
無事に履歴書・書類審査に通った場合、今度は電話面談の日程を担当コーディネーターと相談します。
現在働いている方は休みや空いている時間帯を告げ、求人先の予定と合う日に電話面談となります。
電話面接当日は、直接求人先の看護部長または看護師長から電話がかかってきて、約15~20分ほどで終了します。
step
5合否発表
電話面接の数日後、担当コーディネーターから合否の連絡が来ます。
合格の場合:いつ赴任できるか・いつから仕事を開始できるかなど細かい日程を相談します。
不合格の場合:ステップ3「求人の選択・応募」へ戻り、担当コーディネートと次の求人先を探しますが、滅多に不合格になることはありません。
合格後、仕事開始日の相談について
例えば7月1日に赴任(引っ越し)をし、引っ越しの片づけや生活に必要な準備で日数が欲しい場合、担当コーディネートへ相談することで仕事開始日を赴任2~3日後にしてもらうことができます。
電話面接時に直接面接担当者へ伝えることも可能です。
step
6赴任
いよいよ赴任です!
赴任日が決まったら前もって飛行機や新幹線などのチケット(領収書)を準備し、荷物が多い方は寮の住所を聞いて送っておきましょう!
あわせて読みたい
応援ナースの履歴書の書き方
シータの履歴書・参考例
ナースパワーでは求人先毎に履歴書作成が必要とお話ししました。
求人先によっては履歴書不要のところもあったので、8~9割で履歴書が必要と言えます。
ポイント
- 一般就職と変わらない通常の履歴書用紙(市販)を用いて作成
- 求人先ごとに履歴書作成が必要(インターネットなどで求人先の情報収集をしておく)
- ナースパワーの担当コーディネートが履歴書の書き方指導・添削をしてくれる
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1履歴書は市販の用紙で
応援ナースだからといって、特別な履歴書用紙があるわけではありません。
コンビニや本屋さんで売っている市販の履歴書を準備しておきましょう。
引用:ナースパワー
履歴書は一般就職と同じように、名前・住所・学歴・職歴・資格取得・志望動機など一般的な情報を記入する必要があります。
手書きの方が気持ちがこもっているとされている日本の文化ですが、最近では履歴書作成アプリなどもあるので、担当コーディネートと手書きかパソコン作成にするか相談してみてください。
ココがポイント
- 職歴は、どこの病院だけではなく何科で働いていたかも記入しましょう。
- 転職が多くて書ききらない場合、職務経歴書を別で作成しましょう。
シータの職務経歴書・参考例
志望動機の書き方については、次項『応援ナースの志望動機はどう書いたらいい?』で詳しく説明します!
step
2求人先の情報収集はしっかりと!
求人先は必ずあなたの履歴書や経歴をしっかりと見ています。
担当コーディネートが求人先の情報はくださいますが、自分でもインターネットで調べられる病院・施設の情報は簡単でもいいので調べておきましょう。
調べた内容を踏まえて志望動機を作成すると履歴書の段階で有利になりますし、電話面談のときも会話の中に入れることで

というプラスのイメージを持ってもらえます。
ホームページで調べておいた方がいい情報
- 病床数・患者数・手術件数
- 力を入れている診療科・分野
- 看護部の方針や体制
- 提供している医療技術や医療機器などの特徴
など、事前に情報収集し志望動機作成に使用していきましょう!
step
3履歴書添削はナースパワー担当コーディネートにおまかせ!
履歴書を書きなれていない方は、自分で作成した履歴書で大丈夫か少し不安になりますよね?
ナースパワーでは担当コーディネーターがあなたの履歴書添削を行ってくれます!

step
4その他基本的な履歴書作成のポイント
履歴書作成はなるべく手書きのほうが好印象
- 手書きの場合は、字を丁寧に誤字脱字がないよう書きましょう。
- 書き損じた場合は修正テープを使用せず、新しい履歴書に書き直しましょう。
- 文字が小さすぎたり、大きすぎて枠内に収まりきらなかったり、略語を使わないようにしましょう。
空白や空欄は極力埋めよう!
空欄が目立つと、読み手はこちらがやる気がないように受け取ってしまいます。
- 志望動機はなるべく枠内いっぱいに。
- 緊急連絡先住所が現住所と同じ場合は『同上』、その他特記事項に記入することがない場合は『特になし』など必ず一言入れること。
日付や写真は最新のものを
- 日付は、履歴書を書いた日付ではなく提出する日付を記入します。
- 写真は撮影してから3ヵ月以内の新しいものを使用しましょう。
- 写真撮影はスーツか白シャツ、髪色は明るすぎず、髪形は清潔にまとめて、アクセサリーやメイクもナチュラルに。
経歴は細かく隠さず記載
一般就職では転職回数が多いと不利に感じてしまい、派遣やパートなど記載しない方もいらっしゃると思います。
もちろん派遣やパートではなく一般就職で働いた期間がすべて短い(転職が多い)場合は、応援ナースでも採用される可能性が下がるかもしれません。
応援ナースでは、
- どの病院でどういった科目で働いた経験があるのか
- どの程度のスキルや戦力がある看護師なのか
というところを重点的にみているので、今までの経歴や応援ナースとして働いた経歴も記載した方が読み手にあなたの経験が伝わりやすいです。
応援ナースの志望動機はどう書いたらいい?
では肝心な応援ナースの志望動機の書き方について詳しく説明していきます!
志望動機の書き方は、通常の一般就職の時とさほど書き方に違いはありません。
志望動機の全体の流れ
- 起承転結を基本に、むやみにダラダラと間延びさせない。
- 自分の経歴や経験してきたことを簡潔にまとめる。
- 自分が経験してきたことを踏まえ、今後こんな看護がしたいなどの目的や理由を入れる。
- 求人先の情報を含めつつ、なぜその病院・施設で働きたいのか自分の理由と結びつける。
- 締めの言葉で終わる。
step
1起承転結を意識して簡潔に!
自分の経歴や考えなどをダラダラと長文で書いてしまうと、読み手はあなたが何を伝えたいのかすぐに理解できず、読み手を疲れさせてしまいます。
空欄にあった文字数で相手が読みやすいよう簡潔に、あなたの経験してきたスキルをまとめてみましょう。
シータの志望動機ステップ1の簡単な例
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2今までの経験を元に求人先の情報と自分が働きたい理由を結びつける
応援ナースは大きくジャンル分けすると、都市圏応援ナース・北海道応援ナース・沖縄離島応援ナースがあります。
都市圏応援ナースや北海道応援ナースは、専門性に富んだ急性期病院の案件が多いです。
急性期や専門性の高い病院を志望する場合の例文
前職の病院では抗癌剤治療を行う患者様が少なく、経験する機会があまり得られませんでした。
貴院は抗癌剤治療の専門性が高く、貴院であれば抗癌剤治療を受ける患者様の看護や業務経験を積むことができ、今後の看護師としてのキャリアアップにつながると思い志望しました。
参考:ファーストナビ
急性期看護や術前術後看護・ICUなどの経験があれば、その経歴を元に求人先で即戦力として貢献できる旨もを伝えましょう。
沖縄・離島応援ナースは、高齢者看護や離島医療に特化しています。
慢性期や施設を志望する場合の例文
前職では急性期の病院で、どうしても多くの患者をさばいていくという印象があり、しっかりと患者様ひとりひとりと向き合った看護ができているという実感が持てませんでした。
貴社であれば、老人医療保健施設で入居者様の生活の場をサポートする看護職として、しっかり入居者様方と向き合うことができやりがいを感じることができるのではないかと考え志望いたしました。
参考:ファーストナビ
シータの志望動機ステップ2の簡単な例
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3締めの言葉
志望動機の締めの言葉は、前文の内容によって変わってきます。
締めの言葉の例文
- 貴院でならば、私の希望する看護師業務を実践できるのではないかと思い志望しました。
- 今までの看護経験を生かしていくことで貴院に貢献できると思います。
- これまでの経験を活かし、応援ナースとして貴院の即戦力になれるよう頑張りたいと思います。

注意点
求人先は応援ナースとしてあなたの即戦力を求めているので、『勉強させてもらいたい』などといった言葉はあまり使わない方がいいです。
あなたを採用することで、病院にとってメリットになると感じてもらえるようなアピールをしましょう!
応援ナースの電話面接の流れ
いよいよ電話面接です!
電話面接時に必要なものは特にありませんが、緊張しやすく頭が真っ白になってしまう方や心配性な方は
- インターネットで調べた求人先の情報やパンフレット
- 自分の履歴書・経歴書の写し
- メモ帳・ペン
など、質問されたときにすぐ答えられるよう準備しておくことをおススメします。
ここでは電話面接の流れや、よく聞かれること、面接のコツやポイントなどをわかりやすくまとめていきますね!
電話面接のはじまり
担当コーディネーターと打ち合わせをした面接時間に、求人先の看護部長か看護師長から直接電話がかかってきます。

このようなやんわりとした雰囲気で電話面接が始まります。

電話面接で聞かれること
電話面接時に質問される内容は各求人先によって異なります。
私が今まで経験した5回の電話面接で聞かれた内容を紹介しますね!
面接時によく聞かれる内容
- 自己PRしてください(経歴、自分がどんな人間か、自分の強みなどを簡潔に)
- 今までどんな疾病をみていたか、何科でどのくらい働いていたか?(手術室経験・術前術後看護、呼吸器管理、リーダー経験など)
- 求人先病院・施設の特徴(医療・看護体系や科目など)を知っているか?
- (求人先の科目経験がない場合)はじめての科目でもやっていく自信はあるか?
- 何を大切にし看護にあたっていたか、自分の看護観は?
- 他者(同僚・患者)から自分の評価はどうだったか?
- 患者のクレーム対応はどうしていたか?
- 同僚とのトラブル対応はどうしていたか?
- 看護師をしていてやりがいを感じたことは?
- ストレスの発散方法は?
- 希望する部署の希望はあるか?
- 応援ナースの期間を全うできるか、途中でやめないか?
- 古くて狭い寮だけど大丈夫か?または虫が出ても大丈夫か?(沖縄・離島、地方など)
- 他に何か質問はあるか?
面接者は、私たちが応援ナースとして即戦力があるか、他者との協調性がありトラブルなどを起こさずうまく適応できるか、期間内しっかりと働いてくれるかという点を重点的にみています。
電話面接前に求人側は、自分の履歴書や経歴書にしっかりと目を通しています。
履歴書に記載した志望動機と相違がないよう上記の質問に対する自分の考えをまとめておき、電話面接時にスムーズにしっかりと答えることができればほぼ合格は間違いなしです!

電話面接で落とされることは?
求人先は初めに、自分の履歴書・経歴書などの個人情報を各派遣会社からもらったあと電話面接へとステップアップするので、電話面接の段階で落とされることはほぼありません。
ただし電話面接での態度はもちろんのこと、求人先が求める人材にあなたが当てはまらないと判断された場合は電話面接後に不合格を通知されることもあります。
ナースパワーは他派遣会社より紹介料が業界一の低価格となっているため、あなたがもし他派遣会社から人気の求人先へ応募し定員割れした場合、優先的にナースパワーから推薦された看護師を採用される確率が高くなります。
この場合はほとんど書類審査の段階でわかるため、電話面接まで行きつくことはほとんどありません。
あわせて読みたい・ナースパワーについて
電話面接で受かるための4つのコツ
通常の一般就職の対面式面接と違い相手の顔を見れるわけではなく、相手も自分の表情や態度をみることはできないため、すべては声色と言葉遣いにかかってきます。
電話面接時のポイント
- とにかく明るい声のトーンで
- ハキハキと話す
- 和やかなムードで、時には世間話や愛想笑いも交えながら
- 自分がどれだけこの病院に貢献できるか、会話の中に盛り込みやる気をみせる
上記4つのポイントをおさえ、面接担当者から『この人に応援ナースとしてうちの病院に来てほしい!』と思ってもらえるよう好印象を与えましょう!

まとめ
以上、応援ナースの登録から面接採用までの流れを紹介してきました。
応援ナースの履歴書と面接心得
- 求人先の情報収集は抜かりなく!
- 履歴書はなるべく手書きで丁寧・簡潔に、志望動機はあなたを採用することで求人先のメリットになるような内容に!
- 聞かれるであろう質問例をもとに、前もって自分の中で答えを考えておく。
- 電話面接時は明るくハキハキと、あなたのやる気をみせて。
あまり難しく考えずに、なぜ応援ナースになろうと思ったのか、なぜこの病院で働きたいのかシンプルに考えておくことで、志望動機や電話面接時にスラスラと言葉が出てくると思います。
担当コーディネーターもしっかりとサポートしてくれるので、どんどん頼ってくださいね!
みなさんが無事に希望の求人先へ合格し赴任できますように…♪
